ボルダリングを楽しんでいる最中や、終わった後にふと自分の手を見るとプックリとした赤い腫れあがった部分が…。それは、スポーツにつきものの血豆という症状です。自覚した瞬間にジンジンと痛むので、血豆はかなり厄介となりますよね。
「見た目が良くないから、早く治したい」
この記事では、そんなあなたのために血豆への正しいケアと、どれぐらいで練習再開ができるのかをレクチャーします。参考にして、安全で快適なボルダリングにしましょう。
ボルダリングの練習で血豆ができた時のケア方法。いつ治る?
ボルダリングによってできた血豆へのケア方法は、できた直後と数日後の2つの段階があります。落ち着いて適切なケアをすれば回復するから、慌てずに処置するのがおすすめ。
血豆ができた直後はよく冷やす
手足に血豆を確認した時には、すぐに周囲を含めて冷やしましょう。
- 氷水
- 保冷剤
といったアイテムが役立ちます。
ビニール袋に氷を入れると、そのまま血豆に当てられるので、ケアとして便利ですよ。
数日後には温めて回復させよう
痛みが引いてきたら、次に温めて体の回復力を高めるのが効果的です。手足をぬるま湯に浸けるだけでグングンと治っていくから、こまめに労わってあげましょう。蒸しタオルを当てるのもグッド!
1週間ぐらいで目立たなくなる
平均1週間で元に戻るので、慌てる必要はありません。足の裏のように、放っておくと勝手に潰れそうという場所や形状の時には、きちんと消毒した針で血を抜いておくのも有効ですよ。
あまりに治りが遅いと感じたら、病院で見てもらうことをおすすめします。
指に血豆ができた場合、明日も練習に行ってもいいのか?
「指に血豆があるけど、明日もボルダリングをしたい」
その気持ちはよく分かりますが、ちょっと待ってください。
ボルダリングは指によって自分の体を支えるスポーツだから、血豆がある状態では落下の恐れが高まってしまいますよ?
血豆のケアは、これ以上悪くならないように処置しただけに過ぎません。自分の体は、内部にたまった血を排出しながら、頑張って細胞の作り直しをしているのです。その邪魔をしたら、治るものも治らなくなってしまう結果に…。
指に血豆ができた状態でボルダリングをすると、昇り降りをしている途中で潰れます。そうなったら、内部にたまった血が飛び散って、今度はそれによって滑るという二次被害にもつながって大変です。
ズキズキと痛む血豆を抱えたままボルダリングの練習をするのは、あまりおすすめできません。しっかり回復させて、気分爽快になってから、改めてチャレンジしましょう。
ベテランの人たちは血豆をどうしているの?
ボルダリングのベテランは、血豆を作りにくい、合理的な動き方をしています。たまに血豆ができて、「小学生以来だ~」と興奮しているぐらいの珍しさといった感じですね。
ところで、血豆のケアは当然として、それ以外にも注意しておきたい症状があります。それは、指に痛みが走るといった、明らかな異常です。プロや本当に意識が高いベテランは、血豆のケアだけではなく、手足の異常に敏感。自分の体を追い込むような無茶はしませんし、痛みが引くまでゆっくり休みます。
しかし、ボルダリングに慣れてきた段階の初心者は、「これぐらいは大丈夫だろう」と素人判断をやりがちです。
指を動かす度に針で刺されるような痛みを感じながらボルダリングをやるなど、もってのほか。とてもデリケートな指に無理をさせたら、最悪、日常生活で常に痛みを感じる事態にもなりかねません。
いつまでもボルダリングでスイスイと昇り降りするには、血豆のケアを含めた自分の体への労りが大切です。
ジムの施設と屋外の壁では事情が違うことを理解
ジムの施設と屋外の壁では、同じボルダリングでも事情が大きく変わります。たまに違う場所で行う場合もあるので、それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
ジムの施設はみんなで共有
屋内の快適な空間でマイペースに進められるジムは、とても便利ですよね。ボルダリングは高い場所まで登るので、他のプレイヤーの下は避けるなどの色々なルールがある点に注意しましょう。
血豆のケアについても、救急箱の貸出や、市販品の販売によって対応してくれるケースが多いです。
屋外の壁では安全確保を優先
管理者によって安全点検が行われていますが、風や雨による影響を受けます。血豆に気づいても、昇り降りをしている間は自分の体を固定することに専念しなければいけません。
ジムのようにスタッフがすぐに駆けつけてくれるとは限らないので、自分で血豆のケアに役立つグッズを携帯すると良いですよ。
血豆は体からのサイン
膨らんだ血豆は、手足に異常があることのサインです。自分の体と安全のためのロープだけで登っていくボルダリングでは、けっこうな負担がかかります。あまり痛みを感じなくても、血豆ができたらケアをすることを優先しましょう。
まとめ
ボルダリングにつきものの血豆は、正しいケアをすることで早く回復します。無理をすると長引いてしまうので、休むべき時にはしっかり休んでくださいね。
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