ボルダリングをするときのルール、あなたはきちんと把握できていますか?
初回講習で説明されますが、「なんとなくうろ覚えになっている」という方も多いのではないでしょうか。
次のボルダリングまでに間が空いたときなどは、なおさら忘れやすいですよね。
しかし、決められたルールを守らずにプレーすると、自分が怪我をしたり、他人に怪我をさせてしまったりすることに繋がります。
安全にボルダリングを楽しむためにも、事前に一度おさらいしておきたいところですね。
そこで今回は、ボルダリングを安全にプレーするためのルールについてご紹介していきます。ぜひ参考になさって下さいね。
登るときに守るべき大切なルール5つ!これを守らないと怪我にも繋がる!
ルール1:安全マット内に入れるのは登る人のみ
ボルダリングウォールの下には、クライマーが落下したり着地したりするときの衝撃を和らげるために、安全マットが敷かれています。
このマット、とってもふかふかしていてつい寝転がりたくなってしまうんですが、座ったり寝転がったりするのはNGです。
もっと言えば、安全マット内に入れるのは「登る人のみ」であり、そのほかの人は入れません。
クライマーが突然上から落ちてきたり、飛び降りてきたりする可能性のある、とっても危険な場所だからです。
人が入ってはいけないだけでなく、モノを置くのもNGですよ。
ルール2:安全を確認してから飛び降りる
課題をゴールしたからといって、その位置から飛び降りてはいけません。
いくら安全マットがあるとはいえ、高い位置から飛び降りれば怪我の可能性は十分にあり得るのです。
基本的にはホールドをつたって降りますが、万が一飛び降りなければならないときは、安全な高さまで降りてからにしましょう。下に人がいないかどうか確認することも大切です。
ルール3:オブザベーションを実施する
「オブザベーション」とは、課題を登る前に登り方を考えることを言います。
登りながら考えると余分な体力を消耗することに繋がるため、クライマーは必ず事前にオブザベーションを行います。
「どんな風に登れば課題をクリアできるか?」をしっかり考えてから挑戦しましょう!
ルール4:壁を独占しない
「ゴールまであとちょっとだったのに!」なんてときは、つい連続で登りたくなってしまいますよね。
しかし、連続で登るのはNGです。あなたが壁を独占すると、ほかのクライマーが登れなくなってしまいます。
1度登り終わったら速やかにマットから出て、再び順番を待ちましょう。
ルール5:別のクライマーが登っている壁に登らない
既に登っているクライマーがいるのに、同じ壁を登り始めてはいけません。邪魔になるだけでなく、落下に巻き込まれて怪我をする危険があります。
「スタート地点が離れているから大丈夫だろう」という自己判断で、勝手に登り始めるのも駄目ですよ。
私が実際に目にした例では、「スタートから離れた2手目のホールドに、遠心力を使ってジャンプして移る」という課題がありました。
危険な課題だったため、誰かがその課題を登っているときは“スタート地点の壁とその隣の壁は登ってはいけない”というルールになっていましたよ。
そのように、「スタートが離れているから安全」というわけではないんです。
1つの壁につき1人しか登れないということを、頭に入れておきましょう。
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ボルダリング後はアイシング&ストレッチを忘れずに!
ボルダリングを楽しんだ後は、ストレッチを忘れずに行うようにしましょう。とくに初心者の場合、最初のうちは全身が強烈な筋肉痛になります。
ボルダリング後のストレッチは、そのツラ~い筋肉痛を和らげてくれるのです。翌日以降に痛みや疲れを持ち越さないためにも、念入りに行っておきましょう。
腕がパンパンになったら「アイシング」も忘れずに
がっつりとボルダリングを楽しんだり、ハードな課題を登ったりすると、腕がパンパンになってしまうことがあります。そんなときは、ストレッチの前に「アイシング」を行いましょう。
アイシングとは、氷水に腕や脚をつけて冷やすこと。
これを行うことで、筋肉に疲労が蓄積するのを抑えたり、筋肉痛を和らげたりする効果を得られるんですよ。
通常のボルダリングジムであれば、アイシングの設備を整えているところがほとんどです。
「利用したいけど、やり方や準備の仕方がわからない」と悩んだら、スタッフに声をかけてみましょう。
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まとめ
ボルダリングを安全にプレーするためのルールについてご紹介しました。
ジムによっては、このほかにも独自のルールが定められている場合があります。決められたルールをしっかり守って、ボルダリングを楽しみましょう。
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